年度末・離任式に使えるちょっと良い話
年度末の最後のまとめとして、私がよく話すことをちょっとまとめてみました。離任式にも使えるかも。
①チャンスの精(5年)
皆さんは今まで何か欲しいものを手に入れるチャンスを逃したり、勝負に勝つチャンスを逃したりしたことはありませんか?実はね、チャンスの精という妖精がこの世界にはいるんです。
それでね、チャンスの精ってのはその辺に飛んでるんだけど、髪の毛しか掴めないんです。体を掴もうとしても空振りをしちゃいます。しかも、チャンスの精はてっぺんにしか髪が生えていません。キューピーちゃんみたいな感じ笑。
だから、チャンスっていうのは、なかなか掴めそうで掴めないんだよね。でもチャンスの精はやってくる方向が決まっています。右?左?上?下?
必ず前からやってきます。つまり、後ろを振り返ったりしても、そこにチャンスは無いんです。必ず前からやってくるということは、予想がつきますよね。次のみんなの成長のチャンスって何だろう。
そう、入学式です。準備登校も含まれますね。新しい最高学年としての成長のチャンスを、みんなでしっかり掴んでください。常に前を見て、成長のチャンスをつかみ続けてください。
※調べたらおそらくギリシャ神話かなんかが元?ですが、先輩が話していたのを引用しています笑
②人という字は(6年)
皆さん、宇宙兄弟っていう漫画を知ってますか?私がすごく好きな漫画です。その中のある言葉を皆さんに紹介します。
「人という字は…」っていう話なんだけど、皆さん金八先生って知ってますか?金八先生は「人という字は、人と人が支え合ってできている」っていう話をしますが、よくよく見ると、これは支え合ってるって言えるかな?(実際に二人を前に出してやってみる)
明らかにこっちの方が支えてるよね笑。
つまり、人という字は、人と人とが支え合って生きているのではなく、支える人と、支えられる人でできています。みなさんはこっち。そして、こっちの支えてる側は、今は○○さんだけだけど、支えてくれた人はたった一人だったかな。
皆さんは、この小学校生活を、たくさんの人に支えてもらってきました。見えないところで、気づかないところでも数えきれない人たちに支えられてきました。これから進学しても、たくさんの人に支えられて生きていきます。周りへの感謝を忘れずに生きてください。私は、みんなを支える側の一人でいられて心から幸せでした。
③根は
桜を想像してください。大きな幹に支えられて、たくさんの花が咲いている場面です。皆さんに、一つ詩を紹介しようと思います。相田みつをさんの詩です。
花を支える枝
枝を支える幹
幹を支える根
根は( )なぁ
花という主役を支えるために枝、幹、根があります。その一番下にある「根」は○○だなぁという詩です。皆さんは、どんな言葉を入れたいですか?よくあるのは、「強い」「偉い」「丈夫」等です。
色々な言葉が入って良いのですが、相田みつをさんは「見えねんだなぁ」という言葉を入れています。どういう意味かわかりますか?皆さんを桜の花、つまり主役だとすると、すぐ近くで支えてくれる枝のような人や、少し遠くから支えてくれる幹のような人、さらに、見えないところで倒れないように支えてくれる人たちがいる、ということです。皆さんを主役にしてくれる一番大事な人たちは目に見えない、という考え方もできます。
皆さんは、見えないところでたくさんの人たちに支えられてここまで過ごしてきました。枝や、幹はもちろん、見えない根への感謝も忘れずに、これからもがんばってください。
※TOSSの道徳?かなんかで10年くらい前に見たものをアレンジして話しています。
他にもいくつかありますが、長くなってきたのでこの辺で。
みんなの鉄板の話をシェアできると良いなぁと思ったり。