D先生のブログ

仕事のこと、趣味のこと、ワクワクしたこと

おすすめ自己紹介タイム!まとめ

新年度、最初の1週間お疲れさまでした。

4月の最初は間違いなく1年で1番情報量が多い時期です。

もう入らないよ~って状態の脳みそにこれでもかというくらい情報を詰め込まれます。

 

大卒で先生になられた方、初めて担任をもつ方は不安になったりプチパニックになったりすると思いますが、正直子供に直接かかわること以外は今んとこどうでも良いです。研修とか部会とか分掌とかは置いといて実際に子供に関わることに脳みそを使いましょう!

 

 そこで、今回は私が今までやってみたちょっと盛り上がる自己紹介を紹介したいと思います。

1年過ごす仲間に向けて、最初に発信する場が自己紹介だと思います。せっかくだから楽しく明るい雰囲気にしたいですよね♪

※ツイートしたものをまとめただけの手抜きになってしまいましたが、ちょっとでも参考になればと思います。

 

1.かぶってはいけない自己紹介24時

https://twitter.com/sensei_tubuyaki/status/1111654422709305344

https://twitter.com/sensei_tubuyaki/status/1111655453245628416

 

2.自己紹介チェーン

https://twitter.com/sensei_tubuyaki/status/1111660282231906304

https://twitter.com/sensei_tubuyaki/status/1111660532539363328

https://twitter.com/sensei_tubuyaki/status/1111662825200447488

号車ごとに机を合わせてやることが多かったです。床に座って円になっても良いですね!

 

3.自己紹介が終わったら拍手ではなく掛け声で

https://twitter.com/sensei_tubuyaki/status/1112296474304405504

「ワンツー」は教員が言っても良いし、自己紹介をした子供自身に言わせても楽しくできます。

自分に対してグッジョブする姿もまた子供らしくてかわいいです笑

 

4.私は誰でしょうゲーム!

https://twitter.com/sensei_tubuyaki/status/1114496503731576838

https://twitter.com/sensei_tubuyaki/status/1114496512845799426

 

5.ハイタッチ自己紹介

https://twitter.com/sensei_tubuyaki/status/1114502326864109568

 

みなさんの学級が楽しくあたたかい雰囲気でスタートできますように!

「1年使う」は「今作る!」作り置きをして時間を確保しよう!

新年度が始まりました。始業式まで、バタバタ慌しい日が続きます。そんな時だからこそ、「1年使うもの」は、一気にごっそり作り置きしておきましょう。

小さな心がけですが、後々余裕が生まれます。

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かなりざっくりですが、春休み中に打ち合わせる事や作業をリストアップしたものです。

私が学年主任の時は、学年スタッフが「次何したら良いですか?状態」をなくすために

逆に言うと「ああ次はこれやれば良いんだ!状態」にするために

やることリストをスタッフが見える位置に貼っておきました。

なんだかんだ分掌の仕事があって、春休みはみんなが揃う時間は貴重!人が揃っていなくても、一人で終わらせられるものはバンバン進めて終わったものをチェックするシステムです。進捗状況をみんながシェアできる状態にしておくと、効率よく学年の仕事が進みます。

 

その上で、印刷物や1年を通して使うデータは、年度初めにゴッソリ作り置きをすると効率が良いです。

理由は単純。1回の作業で済むものを何度も繰り返すのは無駄だからです。

 

【印刷物】

・掃除カード(各班1週間で1枚使用)

→35週×6班×4クラス=840枚

・音読カード

→30人×11か月×4クラス=1200枚

・係カード

→10係×3学期×4クラス=120枚

・学期の目標

→30人×3学期×4クラス=360枚

などなど1年分印刷

印刷したものは各教室に保管しますが、大きめのファイルに閉じておくと無くさず使えます笑

 

【学年通信と懇談会資料】

・日付(〇年 〇月 〇日発行)

・行事予定

・学習内容

など、昨年度のものをまとめて修正。

 

【主任会議等】

私は生徒指導主任を務めているので

・校内アンケート全クラス1年分

・生活目標1年分印刷(ファイル掲示化)

・事案報告データ1年分作成

・会議レジュメデータ1年分作成

・校内連絡版1年分予約投稿(今週末生徒指導委員会があるのでデータ入力をお願いします的な)

をごそっとやっちゃいます。

(データ作成も、エクセルで、元データを変えれば全部ごそっと変わるように作っているので、年度が替わっても作成が簡単です。)

 

 

ただし、学年の仕事に関してはこだわりを持っている方もたくさんいるので、最初に全部確認してから進めるようにしています。

もう始まって2日が終わったので、もしかしたらこの作業も佳境を迎えているかもしれませんが、参考になれば幸いです。

年度末・離任式に使えるちょっと良い話

年度末の最後のまとめとして、私がよく話すことをちょっとまとめてみました。離任式にも使えるかも。

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①チャンスの精(5年)

皆さんは今まで何か欲しいものを手に入れるチャンスを逃したり、勝負に勝つチャンスを逃したりしたことはありませんか?実はね、チャンスの精という妖精がこの世界にはいるんです。

それでね、チャンスの精ってのはその辺に飛んでるんだけど、髪の毛しか掴めないんです。体を掴もうとしても空振りをしちゃいます。しかも、チャンスの精はてっぺんにしか髪が生えていません。キューピーちゃんみたいな感じ笑。

だから、チャンスっていうのは、なかなか掴めそうで掴めないんだよね。でもチャンスの精はやってくる方向が決まっています。右?左?上?下?

必ず前からやってきます。つまり、後ろを振り返ったりしても、そこにチャンスは無いんです。必ず前からやってくるということは、予想がつきますよね。次のみんなの成長のチャンスって何だろう。

そう、入学式です。準備登校も含まれますね。新しい最高学年としての成長のチャンスを、みんなでしっかり掴んでください。常に前を見て、成長のチャンスをつかみ続けてください。

※調べたらおそらくギリシャ神話かなんかが元?ですが、先輩が話していたのを引用しています笑

 

②人という字は(6年)

皆さん、宇宙兄弟っていう漫画を知ってますか?私がすごく好きな漫画です。その中のある言葉を皆さんに紹介します。

「人という字は…」っていう話なんだけど、皆さん金八先生って知ってますか?金八先生は「人という字は、人と人が支え合ってできている」っていう話をしますが、よくよく見ると、これは支え合ってるって言えるかな?(実際に二人を前に出してやってみる)

明らかにこっちの方が支えてるよね笑。

つまり、人という字は、人と人とが支え合って生きているのではなく、支える人と、支えられる人でできています。みなさんはこっち。そして、こっちの支えてる側は、今は○○さんだけだけど、支えてくれた人はたった一人だったかな。

皆さんは、この小学校生活を、たくさんの人に支えてもらってきました。見えないところで、気づかないところでも数えきれない人たちに支えられてきました。これから進学しても、たくさんの人に支えられて生きていきます。周りへの感謝を忘れずに生きてください。私は、みんなを支える側の一人でいられて心から幸せでした。

lineblog.me

③根は

桜を想像してください。大きな幹に支えられて、たくさんの花が咲いている場面です。皆さんに、一つ詩を紹介しようと思います。相田みつをさんの詩です。

花を支える枝

枝を支える幹

幹を支える根

根は(    )なぁ

花という主役を支えるために枝、幹、根があります。その一番下にある「根」は○○だなぁという詩です。皆さんは、どんな言葉を入れたいですか?よくあるのは、「強い」「偉い」「丈夫」等です。

色々な言葉が入って良いのですが、相田みつをさんは「見えねんだなぁ」という言葉を入れています。どういう意味かわかりますか?皆さんを桜の花、つまり主役だとすると、すぐ近くで支えてくれる枝のような人や、少し遠くから支えてくれる幹のような人、さらに、見えないところで倒れないように支えてくれる人たちがいる、ということです。皆さんを主役にしてくれる一番大事な人たちは目に見えない、という考え方もできます。

皆さんは、見えないところでたくさんの人たちに支えられてここまで過ごしてきました。枝や、幹はもちろん、見えない根への感謝も忘れずに、これからもがんばってください。

※TOSSの道徳?かなんかで10年くらい前に見たものをアレンジして話しています。

 

他にもいくつかありますが、長くなってきたのでこの辺で。

みんなの鉄板の話をシェアできると良いなぁと思ったり。

やらなきゃいけない?要録の話

今日の放課後の話

ボス「要録の所見なんだけどさ、市内図工展覧会ってこれだけで良いの?入選とか出展とかって書かなくていいの?」

 

私「年度初めに要録の書き方について統一された文書が出てたと思いますけど…(ゴソゴソ)」

 

ボス「え?そうなの?あ、出展ではないか…出品か…?どっちが正しいんだろ。去年どうやって書いた?」

 

私「去年はたぶん出品って書いた気がします。まあ内容が伝われば何でも良いと思うんですけど。」

 

ボス「後さ、この書き方なんだけどさ、客観的に見た事実だけ書くべきじゃない?素晴らしいとか達成感を味わったとかさ、超主観的だよね」

 

私「なるほど。直した方が良いですか?個人的には、生徒指導部で引継ぎ資料を作ってますし、要録は手を抜く仕事だと思うのであまり直したくないんですけど笑」

 

ボス「そうだね~。一応公文書だしね。赤入れたところは直してほしいかな。」

 

私「わかりました~ありがとうございます(白目)」

 

ということがありました。

直す分量もそれほど多くないですし、校長によって指導が違うことはよくあることなのでまぁ良いかなぁと思うのですが。他の自治体ではどうなんでしょうか。ていうか、そもそも指導要録の目的は??何のために私たちは指導要録を作っているのでしょうか。ということで考察してみました。

指導要録の目的

児童生徒指導要録は、児童生徒の学籍、指導の過程、結果の要約を記録することにより、

  1. その後の指導に役立たせるもの、
  2. 外部に対する証明等の際の原簿となるもの、

であり、学校において必ず作成するものとされている。

資料6‐1 児童生徒指導要録について:文部科学省

文科省のHPには上のように書いてあります。

外部に対する証明の原簿…??というのは指導に関する要録ではなく、学籍に関する要録ということでしょうか…。詳しい方教えてください。

児童個票と指導要録

しかし、本校では指導要録とは別に

・児童の学力

・リーダーシップ

・運動能力

・気になる行動、問題行動があった場合の指導過程

などを記録した児童個票というものを作成しています。クラス分けや、次年度の担任への引継ぎ資料として活用しています。また、中学校への引継ぎ資料としても同じようなものを作成し、中学校へ送っています。本来、指導要録が果たすべき役割のようにも感じますが、なぜ、同じような目的の文書を2つも作成しなければならないのでしょうか。

目的のねじれ

その理由の一つに、指導要録の開示請求があります。指導要録には、開示請求があった場合保護者に開示する義務が生じます。その時に、通知表で保護者に伝えていること以外(特に児童生徒のマイナス面)の情報が書いてあった場合、保護者との信頼関係を崩しかねないリスクになる。と考えられています。

そのため、本校では「指導要録にはあゆみで書いている事以外の情報は書かない」という指導が入っています。

結果として、本来の目的の「その後の指導に生かす」ための要録ではなく、「とりあえず作成義務があるから通知表の所見をコピペする」という生産性のない作業になってしまうのだと思います。

※でも、引継ぎ資料にあたるものも、開示請求があったら開示しなきゃいけないと思うんだけど…。詳しい方教えてください…

「やらなきゃいけない」をどう受け取るか

要録のような「(やりたくないけど/必要性を感じないけど)やらなきゃいけない」仕事に関しては3つの選択肢があると思います。

①なんとかして無くす

②割り切って効率よく進める方法を模索

③やらなきゃいけない仕事に価値を加える

 

①は法律に定められているので要録に関しては不可能です。

②は現状です。ムダだけどやらなきゃいけないとわかっているので、割り切ってひたすら効率化を図ります。「どうせ見ないんだから、主観とか客観とか出品とか出展とかどうでも良いからさっさとAIにでもやらせようぜ」的な感覚。

③は「やらなきゃいけないんだから、どうにかして子供か教員か保護者にフィードバックできないか」という考え方です。どうやっても作ることから逃げられないんだから、なんとか意味のあるものにしようという発想です。

 

個人的には、今回のボスのように(ボスは普段とても良い方です笑)目的も根拠もあいまいで、なんとなく非効率的な選択をしている人もけっこう多いんじゃないかなぁと感じています。自戒の意味でも、仕事一つ一つの目的をはっきりさせないとなぁと思いました。

 

Zoomを使ってダラダラ宅飲みをしてみました。

Zoomを使って宅飲み会を企画してみました。振り返りもかねてざっくり書いてみようと思います。

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そもそもZoomとは?

https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

最近よくTLで目にする「Zoom」という単語。簡単に言うとオンラインで会議をするアプリです。私もまだ全然使いこなせていませんが、とりあえずみんなと話すだけなら操作はとても簡単です。

インストールしたら会議の番号を入力するだけ。

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簡単!

 

 

きっかけは「よよラボ」

オンラインで飲み会をしてみよう!と思ったきっかけはtwitterの「よよよ」さんが企画している「よよラボ」

DMするとLINEグループに招待され、そのグループトークに会議番号が送られるので、そこから会に参加する流れです。この会が良い~感じにゆるい!働き方についてだったり、学級経営だったり…内容は多岐に渡りますが、フランクな感じで話せる素敵な会だなぁと感じます。個人的には、話されている内容ももちろん勉強になりますが、オンラインで人と繋がる実感を強く持てることに意義を感じます。

リアルタイムの、肉声を通してコミュニケーション

タイムライン上の、文字を通してのコミュニケーション

それぞれ良さはありますが、情報量の多さ、親密度(?)の高さがZoomでの会の良さだと感じます。

 

Zoomで飲んでみたよ

ということで、今回の会の目的は

・フォロワーさんの実践を知りたい

・フォロワーさんと仲良くなりたい笑

の2点でした。

 

個人的には、実践の交流もできたし、なかなかディープな話もできたので目的は達成できたのかなーと思います。ここからさらに交流が広がったり深まったりすると良いなぁ。

次回は3月の月末あたりを予定しています。良かったら参加してやってください。ダラダラ話しましょう笑

 

「卒業式の指導②」大切だと思うことを3つ

 

zundiy.hatenablog.com

前回の続きです。卒業式の指導で大切だと思うことを3つ挙げました。

卒業式は、見栄えを気にする学校行事NO1です。(見栄えを良くすること自体は悪いことではないのですが、それが目的になってはいけません。)そんな学校行事を、子供一人一人の学びに、成長に結び付けるためにどうしたら良いのか、考えてみます。

 

 

①目的を伝える

全ての教育活動の目的は、個々の子供の力を伸ばすことです。最優先するべきは、見栄えでもなければ、集団の力でもありません。個の力が伸びた結果、見栄えが良くなるし、集団の力も伸びる、というのが理想です。(にも関わらず、卒業式は全学校行事の中でも圧倒的に見栄えを優先しがちです。)卒業式も、「子供一人一人にどんな力を身に付けさせるのか」という明確な目的が必要です。職員会議の提案資料にも載っていると思いますが、そこからさらに毎年6年生の先生方が具体的に練り上げる必要がある部分だと思います。

②卒業式の意味を見出させる

教員が「行事で身につけさせたい力」を伝えたところで100%子供が納得することはあり得ません。「卒業式では、姿勢や返事で、成長と感謝を伝えてほしい!」と伝えたとしても、姿勢で伝えるなんて実感がわきません。ちょっと動いただけで叱られるなんて納得がいかない子だって当然います。

そこで大切なのは「この行事は自分にとってどんな意味があるんだろう」と、自分なりの意味を見出すことだと思います。一人でじっくり考えてもわからなければ友達と意見を交換して、その中で、自分の卒業式の練習に対する「納得解」を見出すことが大切だと感じています。それでも、卒業式の練習に納得がいかない、力が入らない児童がいたら、個別指導のチャンスです。「どうした?練習つらい?」と声をかけてあげると良いと思います。

③毎回、その日の目標を伝え評価する

その日の目標が「証書授与の流れを覚えること」なのに、練習の最後に「返事にやる気が無い」と指導をする。

その日の目標が「授与、呼びかけで声をしっかり出すこと」なのに、「動きが揃っていない」と指導をする。

そもそも、「今日は証書授与の練習をします」のみで目標の提示が無い。

これらのように、目標(指導)と評価が一致していないと、子供は「何をがんばれば良いのか」わからず迷子になりますし、「がんばったことを認めてもらえない」ためモチベーションが下がります。その時間の目標は子供たちの道しるべであり、評価は歩いた道をより確かなものにするものです。しっかりフィードバックする必要があります。また、子供同士の相互評価も必須です。

でも…どうなんだろう

ここまで書きましたが、正直ガンガン指導をした場合も、「本当に今まで練習がんばったね、みなさんはとても伸びました。自信をもって、最高の卒業式にしましょう!」と伝えることで、ある程度の児童は自信をもって式に臨み、達成感を感じることができると思います。でも一言で達成感と言っても「つらい練習をやりきった達成感」「自分を成長させた達成感」いろいろあると思います。できることなら、自分を成長させた達成感をできるだけ多く味わわせてあげたい。

そこで今年度は、②の子供が卒業式の意味を見出すということの大切さに気づきました。自分なりの「納得解」をもって臨むことで、全員が練習に向き合う心が育つんじゃないかなあと思います。

 

とは言え、そもそもこんな礼の仕方だとか歩き方だとか返事の仕方だとか証書のもらい方だとか、見栄えにこだわる細かい指導が必要とされる卒業式自体、どうなんだろうと思います。子供が意味を見出す前に、教員自身が、そこに意味を見出せなければ、子供に指導する資格は無いのではないかと思います。

本質を捉えて、子供の思いと、教員の思いを一致させた卒業式の形をもっと探っていかなければいけないなぁと感じます。

「卒業式の指導①」見栄えファーストから子供ファーストへ

卒業式シーズンになりました。中学校はもう終わったところも多いかもしれませんが、小学校は練習真っ最中かと思います。卒業式の指導…私自身毎回迷いがあります。そんな迷いも含めて書いてみました。

 

心が空っぽで見栄えだけの卒業式

卒業式練習といえば

・動いてはいけない

・私語厳禁

・張り詰めた空気

というイメージが一般的だと思います。しかし、なぜ動いてはいけないのでしょうか。なぜ私語はいけないのでしょうか。なぜ緊張感が必要なのでしょうか。これらの指導は目的に達するための手段でしかありません。にも関わらず、姿勢を正してピクリとも動かない状態を目指すことが目的になってしまっていることが多いように思います。子供の心が空っぽで、見栄えだけしっかりした卒業式に教育的効果はあるのでしょうか。

 

Twitterでも様々な意見が見られます。

・卒業式練習で怒鳴られる

・軍隊みたいで気持ち悪い

・堅苦しくてしんどい

・あんなに練習する必要あるの?

 

とてもよくわかります。私自身、「顔を触るな」や「顔を動かすな」、「動きを揃えなさい」とガンガン指導していた年があります。子供はその時何を考えていたのでしょうか。発達に凹凸がある児童にとっては、「顔を触らない、動かさない」はかなり厳しいでしょうし、例え動きが揃っていようが、揃っていまいが、動画を見せない限りは子供は動きが揃った実感も無ければ達成感もありません。

  

どんな指導が適切?

では卒業式練習においてどんな指導が適切なのでしょうか。私は、以下の3点が大切だと思います。

①子供に卒業式の目的を伝える。

②子供に卒業式の意味を見出させる。

③毎回、その日の目標を伝え評価する。※指導と評価の一体化

ここがしっかりできていれば、子供それぞれが伸びるだろうし

別に礼が揃ってなくたって良いし

体がちょっとくらい動いたって良いし

極論、保護者が感動しなくたって良いんだと思います。

 

次の記事に続きます。 

 

 

zundiy.hatenablog.com

 

 

追記

本筋とはズレるのですが、全くその通りだと感じました。今年一番の納得。よくよく考えると「練習」って違和感です。卒業式も、学習という意識を子供も私ももっていきたいです。