「やりたいことを通すための処世術①」人間は本音や情熱だけでは動かせない
前回は
・足並みを揃えるのも揃えないのもメリットデメリットがある
・目的を共有することが大切
・発達段階に応じて「教員主導」から「子供主体」に移行していくべき
ということを書きました。
しかし、結局のところ「自分のやりたいことするにはどうしたら良いの?」という解決にはなっていません。今回は「処世術」として自分が心がけていることを書こうと思います。
自分のやりたいことは組織との折り合いが大前提
まず前提として、学校は組織です。好き勝手なことはできません。組織に所属するということは、組織の目的と自分のやりたいことの折り合いをつけることが求められます。
でも、できるだけ折れたくないですよね。そこで最重要視するべきは、ずば抜けた仕事のスキルでもプレゼンテーション能力でもなく、職場の人間関係です。
人間は本音や情熱だけでは動かせない
部活に置き換えて考えてみます。自分が部長だとして、4月に入ってきた新入部員に「私はこの練習メニューはやりたくありません。それよりもインターネットで見たこんな素晴らしい練習法があります。私はこの練習メニューでやらせてください。」と言われたら、どう対応するでしょうか。
どれだけ熱意があってその練習方法を調べ上げていても、伝え方が悪かったり、お互いのことをまだよくわからなかったりすると、素直にYesとは言えないと思います。
逆に全く同じ提案を信頼できる副部長に言われたら
性格は苦手だけど技術が高い部員に言われたら
性格は好きだけど技術が低い部員に言われたら
客観的に情報を受け取りたくても、人間関係や組織への貢献度がその時の判断に少なからず影響しますよね。
逆に言えば、人間は本音や情熱だけでは動かせないということです。※情熱だけで人を突き動かす人もまれにいます。
カギは良好な人間関係と組織への貢献度
異動して1年目で「この学校はなんでこうなの?」「前の学校はこうだった」っていう方、たまにいませんか?(私も言ってました…)言っていることはド正論なんだけど、何度も言われるとあまりいい気分はしませんよね。
そもそも、意見を言うのはより良くしたいという善意からだし、きっと前任校が好きで、前任校で認められてきた方はそこにプライドをもっているでしょうから、その気持ちはわかります。
でも、今勤めている方も長い間勤めてるわけだから入ったばっかりの方にアレコレ言われるのはちょっと…
この先生の本音と情熱は伝わります。でも、良好な人間関係もまだ築けていなければ、その赴任したばかりの学校にまだ貢献もしていません。この状態では、自分のやりたいことを通すのはどれだけ力があっても難しいと思います。
前置きが長くなってしまいました。全然書きたいところまでたどり着かない…。文章書くって難しい~!次の記事で私が具体的に心がけていることを書きたいと思います。